相場の勢いが視覚的にわかりやすい!ボリンジャーバンドの使い方を解説

テクニカル分析

統計学から生まれたテクニカル指標にボリンジャーバンドがあります。

標準偏差という言葉は聞いたことがありますよね?偏差値と言うほうがピンとくるかもしれません。

これを為替相場に適用して価格がこれからどこまで推移する可能性があるのかを確率で予測するテクニカル指標です。

ボリンジャーバンドは視覚的に値動きの範囲が捉えやすいことに加え、方向と勢いも見ただけでつかめることが特徴です。

簡単に言うと今から動くであろう値動きの範囲が、あらかじめチャート上に見えているということです。

まずはボリンジャーバンドとはどのような指標なのかみていきましょう。

ボリンジャーバンド

上の図はチャートにボリンジャーバンドを表示させたものです。一定の幅のバンドの中を価格が動いている様子が伺えますね。

まず中央の赤い線は移動平均線で、これがバンドの中心線です。移動平均線の期間に決まりはありませんが、MT4の初期値である20日を使っています。

この中心線となる移動平均線の上下に、それぞれ1本から3本の線を追加してバンドを作ればボリンジャーバンドの完成です。

図では上下に3本の線で作ったボリンジャーバンドで、中心線を挟んだ上下の線が緑の線同士、青の線同士のように対になります。

そして中心線から対になる線までの距離は同じで、内側の線から外側の線へ向かって±1σ・±2σ・±3σと数えていきます。(σ:シグマ)

σ(シグマ)といっても難しいものではない

「σ」は標準偏差を表す記号で、価格がどれだけ動く可能性があるかを示しています。価格がその中で動く目安になるラインになっています。

統計上ではありますが、σは以下の意味を持っています。

±1σ(緑の線):このバンドの中に価格が収まる確率は68.3%
±2σ(青の線):このバンドの中に価格が収まる確率は95.5%

価格が±1σのバンドからはみ出す確率は31.7%。±2σのバンドからはみ出す確率は4.5%しかないということです。

さらに±3σとなると、この中に収まる確率は99.7%。価格が±3σにまで到達するということはイレギュラーな状態ですし、±2σまで価格が戻されやすい状況下となります。

上記のように為替相場は、ほとんどの場合±2σの間に収まり動いていくことになります。

が、単純に±2σや±3σに価格が到達したから逆張りエントリーすることは全くお勧めできません

±2σの中に価格が収まる確率は95.5%でした。ですので±2σを越えた場合は高確率で戻ってくるように感じますが、これは異常値と身構えておくことが大切です。

「確率上低い現象が起こっている=一方向へだけ価格が進んでいる=強いトレンドが発生した」と見ることもできるからです。

バンドと価格との位置関係でトレンド発生を知る

ボリンジャーバンドは逆張りの使い方がメインな印象ですが難易度が高く、変に逆張りのクセがつくと後々大変なことになります。

やはりこれも順張りで使っていくほうが安全なので、トレンドフォローを強くお勧めします。

±2σの突破に注目

基本的には、ポリンジャーバンドが±2σを突破したら順張りエントリーです。

±2σを突破する確率は約5%しかありません。ですから強いトレンドが発生するかも?と考えられます。

「かも?」としているのは、この段階ではトレンド発生の保障はないからです。

いったんは突破したとしても伸びきらないことも多々あるため、じっくりと動きを観察する段階です。

上図のように+2σを越えてくる動きには勢いがありますが、直近の高値の更新がないと失速します。もちろんこのまま高値を突破していくような動きになることもありますが、そんなことは誰にもわかりません。

ですので図中後半のように、必ず高値更新を確認しましょう。

注目する場所はやはり直近の高値・安値を越えるかどうか。越えてくるようならエントリーを検討します。

更新できないと勢いが衰え、ヒゲをつけただけで価格は±2σの中へ戻る可能性が高くなります。

ボリンジャーバンドの形に注目

上図のように相場がレンジで動いているとき、値動きが小さいためボリンジャーバンドは収縮していきます。

値動きがないとバンド幅は縮まり、値動きがでるとバンド幅が拡大するように、ボラティリティーの増減も示しています。

このバンド幅の縮小から拡大するタイミングが一番のポイントとなります。

レンジ相場はいつか上下どちらかに動き出すときがきます。その初動をバンドの形で知ることができるわけです。

ボラティリティーの低下により縮小するバンド幅は、トレンド発生の予兆です。

大きな値動きがあると、その動きに合わせて価格をバンド内に収めるように幅を広げていきます。

これは強いトレンドが発生したときのボリンジャーバンドの特徴です。

バンドウォークと言って、±2σのラインに沿って価格が推移します。狙うべき場所がここなので、しっかりと順張りポジションを持って利益を伸ばしたいところです。

このとき一番大切なのは、中央線の移動平均線も傾きがあることです。

横ばいでバンドウォークがみられても大きなトレンドは発生していません。

上図のようにバンドの形からも前半の+2σを突破する伸びは、バンドの収縮過程がないため上昇する力を蓄えられていなかったということがわかります。

±2σに到達したらこれから発生するトレンドに備え身構えておきましょう。

このとき勢いよく±2σにそった上昇(下落)が発生するかもしれませんが、値動きにつられてはいけません。

  • 移動平均線に傾きはあるのか
  • 直近の高値・安値を更新したのか
  • ボリンジャーバンドは収縮した状態から拡大傾向にあるのか

以上3点に注意して、安全にボリンジャーバンドを使っていきましょう。

 

 

 

 

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