ダウ理論によるトレンド転換の定義。トレンドはここで切り替わります

ダウ理論

誰もがトレンド転換をいちはやく察知したいことだろうと思います。

トレンド転換がわかれば、そこまでは安心してポジションを保有してられますし、頭で拾って尻尾で手仕舞うということができるからです。

そんなトレンド転換を知る方法ですが、ダウ理論で解決することができます。

ダウ理論によるトレンドの定義は

「トレンドは転換の明白なシグナルが出現するまで継続する」

ということでした。

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そして明白なシグナルとは

「押し安値」「戻り高値」をレートがブレイクすることが条件でしたね。

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これは一連のトレンドの終了を表しているため、次の新しいトレンドが発生する転換点だと言えますね。つまり、ここがトレンド転換ポイントです。

今回は、ダウ理論のトレンド転換していく流れを確認してみたいと思います。

ダウ理論で言うトレンド転換とは「戻り高値」「押し安値」をブレイクしたとき

トレンド転換のサインはとてもシンプルです。

トレンドの「戻り高値」「押し安値」をブレイクしたらトレンド転換

これだけのことで、この特別な高安が破られない限りは途中、相場がどのように動こうが目線の変更はありません。

例え100pipsを超える急落があったとしても、押し安値をブレイクしていないのならばショートはできません。逆も同様。

以上を踏まえて、トレンド転換の様子をみてみましょう。

ダウントレンドからアップトレンドへの転換

ダウントレンドからの切り返しの略図です。

ダウントレンドということで下目線です。そして戻り高値を上にブレイクされるまでは、ずっと下目線固定でよいのでした。

しかし上図のように戻り高値をブレイクし、高値Aを作ると状況が一変します

戻り高値が破られたことで下目線から上目線へ

戻り高値を突破したこの瞬間、戻り高値をブレイクしたことにより目線が上方向に切り替わります。

目線が上になったのでこの瞬間より、売りの判断はなくなります。ポジションを持っていたのならば決済、損切りをすべきタイミングでもあります。

しかしまだ買う場面ではありません。気持ち的にトレンド転換するかも?という状況でしかないため、どちらかというと目線はフラットにしておくことがポイントです。

目線は上方向、でも下方向も今の段階ではありえる。そんな場面ですのでエントリーするには不向きとなります。

トレンド転換の確定は高値Aを突破したら

戻り高値のブレイクがトレンド転換の条件ですが、これだけでは不十分です。

上の例のように、高値Aをつけた後の下落がどこで止まるのかは誰にもわかりません。戻り高値を突破したのにもかかわらず、最安値を更新してしまうこともあります。

戻り高値のブレイクを確認できただけでは安値Bが確定していないので、ダマシもありえることを考えておく必要があります。

よって、本当の意味でのトレンド転換とは

戻り高値のブレイク+直近高値のブレイクとしておくのが無難です。

高値Aをもブレイクして、新高値Cを作ったら迷うことなく買っていけるでしょう。

押しが入るのを必ず待つ

ここからは買っていきたい場面です。しかし仕掛けるにはまだ早く、ここから再度下落してゆくということもこの段階では十分に考えられます。

重要な高安ラインは、ブレイク後に値動きが大きく加速します。つい飛びついてしまいがちになる場面ですが見送りましょう。もったいないと感じるならばリスクをとりすぎです。

図中では上目線だけどトレンド転換はしていないので、「トレンド転換?」としています。

ダマシの可能性が残っているからですね。しかし、戻り高値をブレイクした意味は大きいためトレンド転換の可能性はとても大きなものになっています。

とにかく、B点となるような押しを待つわけですが、AB間は「下落」か「もみ合い」の2パターンの調整の可能性があります。

積極的に買ってはいけないけれど、これから上昇していく可能性がが高い場面と考えて押し目買いをしていこうと準備をする段階です。

  • リスクを取れるなら戻り高値のブレイクを確認して買う。
  • 少し安全にいくならば、最安値からの切り上げも確認できた安値Bから買う。
  • 安全にいくならば、押し安値の上へレートが完全に乗り、アップトレンドも確認できた安値Dから買う。

といった具合に、自分が許容できるやり方でエントリーすることになります。

押し安値をブレイクしてきた場合、これまでの流れが変わろうとしているため常に意識してトレードをする必要があります。

アップトレンドからダウントレンドへの転換

アップトレンドからダウントレンドへ転換していく様子です。

考え方はダウントレンドからの転換と同様ですので簡潔にまとめます。頭の中でシナリオを立てながら流れを追ってみて下さい。

  1. 押し安値をブレイクされるまでは上目線であり、アップトレンドは継続
  2. 押し安値をブレイクされた瞬間、目線は下方向へ切り替えてトレンド転換を疑う
  3. ここからは様子見、リスクが取れるならば売りで仕掛けるのもあり
  4. 図のように下方向へトレンドが確認できたらトレンド転換
  5. 押し安値ラインの位置が戻り高値となる
  6. 戻り高値をブレイクされるまで、戻り売りで攻める

ここまでトレンド転換についてみてきましたが、押し安値・戻り高値の重要性がおわかりいただけたのではないでしょうか。

ダウ理論を使ったエントリー手法

ダウ理論を使うことでトレンドを把握できるようになりました。

トレンドの方向やトレンド転換を察知する術を身につけているので、トレンドの初動から仕掛けていくことも可能となっているかと思います。

ダウ理論を使ったエントリー手法はトレンドに乗ること。

ということでシンプルに「押し目買い」「戻り売り」が基本となります。

「押し目買い」と「戻り売り」

アップトレンドを見つけて押し目買い。

ダウントレンドを見つけて戻り売り。

あまりに当たり前なことでガッカリだと思いますが、やはりエントリーの基本は押し目買いと戻り売りなんですよね。

ただ、ダウ理論を理解した今ならば、まちがいなく精度の高いエントリーができるようになっていると思います。

まとめ

  • トレンド転換の明白なシグナルとは、「押し安値」「戻り高値」をレートがブレイクすること
  • 「押し安値」「戻り高値」のブレイクで目線の方向が変わる
  • 「押し安値」「戻り高値」のブレイクはトレンド転換であるが、しっかりとトレンド転換を確認してのエントリーが安全
  • ダウ理論を使ったエントリー手法は「押し目買い」「戻り売り」が有効

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