一目均衡表の転換線の特徴6つ

一目均衡表を構成する5本のラインのうち、短期の相場水準を表す転換線について少し掘り下げて解説していきます。

 

今回は転換線が持っている特長と、トレンド発生中での転換線の動きについてみていきましょう。

転換線の計算式からわかること

転換線の計算式

転換線=(過去9日間の最高値+最安値)÷2
※過去9日間には当日を含む

移動平均線と似ていますが別物ですね。

移動平均線はある期間の平均値を表しますが、転換線はある期間の値動きの中央値を表します。短期間の価格の中心点を結んでいった結果できあがるラインとなり、短期相場の均衡点になっています。

 

言い換えれば転換線は短期(9日間)の売買勢力の均衡点を表します。これはそのまま短期(9日間)の相場水準でもあります。

 

図にまとめると以下のような感じになります。

当日を含めた過去9日間での、最高値と最安値の半値が転換線の位置。ここが現在の相場水準です。

 

図では陰線をつけて下げてきたものの、転換線で支えられた形です。買い勢力と売り勢力の攻防が起こりやすいポイントになるためよく反応します。

 

さらに転換線が相場水準を表すことから、転換線の動きによりトレンド方向を指してくれています。

 

価格が上昇を続けているならば、上の図のように転換線もジリジリ切り上げているわけで、相場水準としては上方向へ上がっていることが見て取れます。

転換線が持っている6つの特長

転換線について簡潔にまとめると6つの特徴があります。

  1. 転換線は短期(9日間)の値動きの中心を表す
  2. この短期の値動きの中心値をつないだ結果できあがるものが転換線
  3. 価格がちょうど転換線上に位置するならば、短期買い勢力と売り勢力のバランスがとれているということ
  4. 転換線は短期間の売買勢力の均衡点を表している
  5. 転換線の切り上げ(下げ)と向きが、短期トレンドの方向を指す
  6. トレンド発生中にはサポレジとして機能し、有力な押し目買い・戻り売りのポイントになる

転換線と価格の位置関係からわかること

転換線の持っている意味から、価格との位置関係を考えると以下のようになります。

  • 価格が転換線よりも上→短期では買い優勢
  • 価格が転換線上に位置する→短期では売買が均衡している
  • 価格が転換線よりも下→短期では売り優勢
  • トレンド発生中→押し目買い・戻り売りのポイントになる

上記のように、転換線は短期相場における売買の分岐点だといえます。

トレンド発生中の転換線の動き

一目均衡表を構成するラインのうち、転換線が短期間の値動きを表すことから一番早く反応し、変化の多いラインです。

 

転換線と基準線のクロスにより、トレンド発生の初動を示唆しますが、安定したトレンドであるか否かも転換線が教えてくれます。

安定したトレンド

安定したトレンドを見つけようと思うと一苦労ですが、一目均衡表では特徴的な形が見られるため発見が簡単です。

 

すでに上下の方向が明確なため、後はどのタイミングで仕掛けるかだけに注力することができます。

 

アップトレンド中では、価格が常に転換線の上に位置し、転換線に沿って上昇します。このとき、転換線が階段状に上昇していく様子が特徴的です。

 

ダウントレンドでは全くの逆に、価格は常に転換線の下に位置し、転換線に沿って下落を続けます。

  • 上昇トレンドは価格が転換線の上で推移。転換線に沿って上昇する
  • 下降トレンドは価格が転換線の下で推移。転換線に沿って下落する
  • トレンド発生中は転換線が階段状に上昇(下落)する

 

最近のドル円に比較的長い安定したアップトレンドが発生しています。4時間足でのトレンドですので期間としても長く、値幅は300pipsほどの上昇となっています。

 

安定したトレンドでは転換線がきれいな上昇を描いていることがよくわかるのではないでしょうか。

転換線は一つのエントリーポイント

上の図を例にしましょう。アップトレンドなので価格は転換線にそって上昇することから、転換線に押しが入ったタイミングがそのまま押し目買いのエントリーポイントになります。

 

転換線と基準線がゴールデンクロスしたA点は、一目均衡表での買いサインの一つですが、これだを目安にエントリーすることは危険です。この段階では買いを考えてみる段階です。

 

高値・安値の切り上げや三役好転が確認できた後の★印あたりからのエントリーが無難となります。

 

後は転換線を目安にタイミングを計ります。

 

B点で転換線と基準線がデッドクロスしてきました。遅行スパンがローソク足を上から下へ下抜き、直近の安値もわずかながら下抜いてきているため、このアップトレンドも一旦は終了といった様子です。

まとめ

一目均衡表の転換線だけに焦点を当ててみてみました。売買サインだけを元にトレードすることもありではありますが、そうなると転換線を価格が下抜いた段階で上昇は終わりかな?と早合点してしまいます。

自分が使おうとする武器を知ることはとても大切なことです。

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