エリオット波動のインパルスは必ず判別できるようになろう。インパルス波動の3つのルールを解説

エリオット波動

インパルスはエリオット波動の推進波に分類されるものでしたね。推進波ということで相場の流れにそった波であり、インパルス自体も勢いのある波動で動きが素直です。

相場の波は推進波と修正波の繰り返しです。「エリオット波動を構成する基本波形。推進波と修正波をみていこう」も参考にして下さい。

エリオット波動を構成する基本波形。『推進波』と『修正波』をみていこう

インパルスのイメージとしては、相場がグイグイ一方向へ伸びていくような力強い動きです。

あまりに伸びるため、そろそろ反転するだろうと思い安い逆方向へポジションを持ったものの、さらに相場は伸びていき損切りにあう経験もあるのではないでしょうか。

こういった場面では大抵の場合、相場はインパルスを作って動いています。インパルスを理解していれば安易な逆張りも減るというものです。

トレードするならばインパルス発生を狙っていくことが理想となりますので、是非ともその兆候をつかみたいですね。

今回はエリオット波動の基本波形の1つ、「インパルス」について紹介していきたいと思います。

インパルスの特徴

インパルスとはどういった波であるのか、まずは図で確認してみましょう。

インパルス波動のイメージ図

インパルスは上の画像のようにストレスなく伸びていくような波動です。実際のチャートではチャネルを作って動いている場合が多く、パッと見て上昇・下落を感じるような形であります。

ではこのインパルスはどのように判断していけばよいのでしょうか。

インパルスと判断するためのルール

インパルスの図の中に書き込んでおきましたが、インパルスとして判断するための3つのルールがあります。

  • 2波は1波の始点を割り込まない
  • 1波・3波・5波の中で3波が一番小さくなることはない
  • 4波は1波に重ならない

上記3つのルールが全て当てはまるものが「インパルス」です。1つでも欠けることになればインパルスとしては微妙ですし、今はインパルスのように動いていても後半に形が崩れるということになりかねません。

このインパルスのルールについて、もう少し細かくみていきましょう。

ルール1:2波は1波の始点を割り込まない

ダウントレンドからの反発が起こり、上昇転換を感じさせる強い上昇が発生したとしましょう。

これをインパルスの第1波と考えることにしました。

この第1波の後に第2波の下落の発生を予想するわけですが、1波と考えていた始点を割り込んでしまったら、この時点でインパルスではなかったことになります。

考えていた上昇波動は1波ではなく、ダウントレンドでの一時的な強い戻しであり、ダウントレンドは今だ継続中と考えることができます。

ルール2:1波・3波・5波の中で3波が一番小さくなることはない

通常第3波が一番値幅がありトレードしやすいとされています。それはインパルスのルールからも第3波が一番小さくなることはないからですね。

第3波が一番伸びる波動のイメージがありますが、第1波や第5波が第3波よりも大きく伸びることもあります。

第3波の伸びが小さくても、第3波が一番小さくならないのであればインパルスです。

理想的な上昇は(1)のような第3波が一番伸びるパターンのインパルスです。

(2)は第1波が一番大きく、第3波が2番目に大きいパターン。(3)では第5波が一番大きく伸び、第3波が2番目に大きいパターン。

(2)も(3)も第3波は一番大きくありませんが、一番小さくもないためインパルスとなります。

インパルスとして破綻しているのが(4)のように第3波が一番小さいパターンです。この場合インパルスではないので別の形を想定することになります。

ルール3:第4波は第1波に重ならない

言葉通り、第4波は第1波の領域にまで食い込んでくることはありません。

図のように、第4波が第1波へ食い込んでくるようならインパルスではありません。ですので想定が間違っている可能性が高くなります。

押し戻しが深く入った場合は、ヒゲだけ食い込んでくることがよくあります。この場合は個人的にセーフ扱いにしていますが、様子見に徹します。

おわりに

以上、インパルス波動について簡単にみてみました。

インパルスを定義する3つのルールはとても重要で、1つでも欠けるとインパルスとはみなせません。

例外もあるのですが、ルールから外れるとインパルスとしては良い形といえないためカウントし直すなど、他の可能性を再考してみるか様子をみるといった姿勢が大切です。

インパルスでは「第3波が一番小さくなることはない」というルールがとても意味があり、第1波の値幅が確定しているため第3波の伸びる値幅がある程度予測できることにあります。

そんな第3波も「第2波は第1波の始点を割り込まない」というルールから、自信を持ってエントリーできるのではないでしょうか。

エリオット波動の概要については、『エリオット波動を使って相場分析をするために』の記事も参考にして下さい。

エリオット波動を使って相場分析をするために

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