為替相場が変動する理由。何が原因で誰が動かしているのだろう

為替相場は24時間、上下を繰り返しながら動いていることはご存知だと思います。

この相場というものは何を理由で動いているのでしょうか?

今後、円高になるのか円安になるのかはわかりませんが、どちらかへ動いていくことは間違いありません。FXトレーダーにとって、今後の相場の未来予測が少しでも知ることができるのであれば大変有利であることに違いありません。

ここでは、為替相場の変動する理由や要因についてみていきましょう。

為替相場は需給のバランスで決定する

ドル円レートが短期間で大きく円高へ傾くという異常事態と叫ばれる状況であっても、「ドルが売られて日本円を買いたいという人が圧倒的に多くなった」ということであって為替相場の変動という意味では何の不思議もありません。

為替相場は以下の理由で動きを見せます。

  • 買いたい人が多ければ価格は上がり、高い価格であっても買いたい人がいるからさらに価格が上がる
  • 売られる場合はこの逆ですし、売買がないならばレートに動きはありません
  • 結果的に、為替相場に参加する人たちがレートを決定づけています

為替相場のレートは、相場参加者の需要と供給のバランスで決定します。

通貨の需要と供給とは

為替相場は2カ国間の通貨の売買ですが、他国のお金を買いたい・売りたいといわれてもピンとこないかもしれません。

わかりやすい例が、他国の通貨を必要とする自動車会社など輸出と輸入を行う企業です。

貿易を行う会社は通貨の両替を必要とする

日本の企業が製品をアメリカへ輸出したら、代金は日本円ではなく米ドルで支払われます。米ドルでは国内で使うことができませんし、従業員への賃金の支払いができません。

そこで、米ドルを日本円に両替する必要がでてくるわけです。ここで行われるのが「米ドルを売って日本円を買う」という取引です。

輸出が増えると上記のような「米ドル売り・日本円買い」の取引が増え(円高ドル安)、逆に輸入が増えると米ドルが必要となるため「米ドル買い・日本円売り」(円安ドル高)の取引が増えるようなことになります。

政策金利の影響

国の政策金利は長期的に大きな影響を与えます。

一般的には金利が高くなると国の通貨は上昇し、金利が低い国の通貨は下落します。

現在のアメリカは利上げを一休みさせようとする動きですが、2018年まで断続的に利上げを行ってきた結果、米ドル高へと相場は進んできました。

アメリカが利上げすると、円安ドル高になる傾向になります。

そのため、国の政策金利を決めるFOMCが注目されたりもします。

国の経済状況

経済状況や景気動向は、経済活動の強弱に直接影響することになるためやはり重視されます。

米国雇用統計は代表的ですが、結果が良好であるとアメリカ経済は拡大につながると予想されるため米ドルを持っておきたいと考える人たちが増えるのです。

他には物価指数やGDP、貿易収支といった国の経済状況を示すような指標は注目をうけます。

戦争やテロなどのリスク

戦争やテロなどのようなわかりやすいリスクはもちろんですが、国の格付けが下がるなどのネガティブニュースにも敏感に相場は反応してしまいます。

リスクが発生した国の通貨は売られ、安定した国の通貨が買われる流れが起こります。同時に金や債券のような安全資産に投資資金が流れていることが特徴的です。

投資資金というのは、危険な場所からはすぐに引き上げられて安全な投資先へ流れていきます。

為替相場を動かすのは実需の存在が大きい

個人投資家や保険会社など機関投資家と呼ばれる存在も為替相場を動かすプレイヤーですが、為替差益を目的とした運用がメインであるため為替相場を動かす影響としては小さいものです。

ここまで、為替相場を動かしている要因をいくつか列挙してみました。

そのなかでも最大の要因となるのは、輸出や輸入のような貿易を行って実際に他国の通貨を必要とする実需と呼ばれる人たちの存在が圧倒的に大きなものとなります。

まとめ

為替相場の変動理由は色々な理由が関係しています。

相場が動いた直接の原因が何かを知ることは誰にも不可能ですが、相場を動かしたのは人です。

相場参加者は人の集まりであり、目的をもって売買を繰り返しています。常に通貨を買いたい人・売りたい人が存在するため価格は変化し、結果的に相場は人が動かす需要と供給の世界です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)