安心して大きな値幅を狙えるウォルフ波動の定義。わかりやすいウォルフは積極的に狙ってみよう!

チャートパターン

チャートパターンの一つとして「ウォルフ波動」を聞いたことはあるでしょうか?

ビル・ウォルフさんと、息子であるブライアン・ウォルフさんが考案した「すべての作用には反作用がある」という原理から成り立つ面白い理論です。

実際のチャートでは、見つけることが少し難しい部分があるのですが明らかにウォルフだと言える場面にも出会うことがあります。

大きな値幅を取れることも多いため、ぜひともウォルフ波動を活用してみてください。

今回の記事では

  • ウォルフ波動の定義
  • ウォルフ波動の見つけ方
  • エントリーと利食いポイント

以上3点について詳しくみていきましょう。

ウォルフ波動の概要

ウォルフ波動を簡単にいうと、物理学の「作用・反作用の法則」が相場でも成り立つというものです。

作用・反作用の法則の「物体に力を加えると、加えた方向と逆方向にも同じだけの力が働く」という考えを、チャートに当てはめます。

具体的には

  • チャート上で上昇した分だけ、下方向に同じだけの力が働く
  • チャート上で下落した分だけ、上方向に同じだけの力が働く

ということであり、相場というものはバラスを取りながら動くという考え方をします。

簡単にいうと、ウォルフ波動が見つかれば「上昇した値幅分だけこれから下落する」ということですので、事前にどこまで値幅が動くのかがわかる。どこまで伸びるのか悩まなくてもよくなることが強みです。

ウォルフ波動のパターン

まずウォルフ波動のイメージを頭に入れておきましょう。

価格は5点目から1-4ライン上へ向かう

図のように、ウォルフ波動はウェッジのチャートパターンから見つけることができます。

このウェッジの1と4を結んだ直線がターゲットのラインとなり、利益確定の目安となります。

ウェッジについては以下の記事を参考にしてください。

『ウェッジ』は天井・底値圏のチャートパターン。ウェッジ抜けはトレンド転換初動を狙える大チャンス

ウォルフ波動の定義

どういった条件を満たせばウォルフ波動と捉えてもよいか、詳しく見てみましょう。

下降ウェッジからのウォルフ

  • 1−3−5が直線上にあり、1>3>5と安値を切り下げている
  • 2−4が直線上にあり、2>4と高値を切り下げている
  • 上下のラインは共に右肩下がりなラインであり、先すぼみの形になっている
  • このとき、4は1よりも切り上げている

最後の定義が大切で、たとえウェッジの形になっていても「高値4が安値1よりも切り上げている」条件をみたしていないとウォルフ波動不成立です。

上昇ウェッジからのウォルフ

上昇ウェッジから下落するパターンの考え方は、下降ウェッジの場合と真逆です。しかし少しわかりにくいと思うので確認してみましょう。

  • 1−3−5が直線上にあり、1<3<5と高値を切り上げている
  • 2−4が直線上にあり、2<4と安値を切り上げている
  • 上下のラインは共に右肩上がりなラインであり、先すぼみの形になっている
  • このとき、4は1よりも切り下げている

こちらも最後の定義が大切。「安値4は高値1よりも切り下げ」ていなければいけません。

ウォルフ波動を判断する上での補足

1−3−5の3点は同一直線上にあることが望ましいのですが、多少くずれていても大丈夫です。特に5点目はライン上から大きく飛び出すこともよくありますが、ウォルフ波動として成り立ちます。

ウェッジの形であり、1−4ラインの位置関係が正しいのであれば5点目に関しては多少ずれていてもOKです。

そもそも5点目でダブルトップやボトムを作ることが多く、1−3ラインからずれてしまうことが多い感じがします。これがウォルフ波動と判断してもよいか迷う原因でしょうね。

ウォルフ波動でトレードするときの注意点

ウォルフ波動は基本的に、強いダウントレンドやアップトレンドの終盤で現れる逆張り手法です。

ウェッジが天井底値圏のチャートパターンであることからもわかる通り、あまりトレンド中盤で現れるということはありません。

そして天井底値圏のウェッジだとしても、逆張り手法である以上トレンドに逆らうことになるためしっかりと状況を見極める必要があります。

ウェッジの形になったからと、安易にウォルフを狙うのは危険な行為だと覚えておきましょう。

ウォルフ波動のメリットまとめ

  • 利食いポイントが明確
  • 狙える値幅が大きい
  • 5分足でも日足でも、時間軸にかかわらずウォルフ波動は発生する

ウォルフ波動のデメリット

  • 逆張り手法のため、安易に判断すると損害が大きい
  • 必ずしもキレイな形となるわけではないため見つけづらい

ウォルフ波動を使ったトレード

基本的には5点目が確定する前に1−4ラインが確定しているため、ターゲットラインは定まっています。

よって、5点目のがどのような形で完成するか注目し、ウォルフ波動として機能しそうであるか検討します。

エントリーポイント

リスクリワードのよい5点目からエントリーが基本。

しかし5点目が1−3ラインからずれることもあり、損切りの可能性も高くなることに注意。

安全にエントリーするにはウェッジ抜けからとなりますが、一気にターゲットラインまで目指すことも多いため飛びつき注意となります。

自分が取れるリスクに合わせて判断しましょう。

オススメするのは、5点目でダブルボトムのようなチャートパターンから。もしくはひとつ下の時間軸に落としてトレンド転換が確認できてからのエントリーです。

損切りポイント

5点目を更新してしまうようであれば損切りです。ウォルフ波動とならないかもしれません。

小さく損切り1−3−5ライン上へ戻ってくる動きが見られるならばエントリーし直せばいいですね。

利益確定ポイント

1−4ライン上ですね。利食いポイントが明確なことがウォルフ波動のメリットです。

実際のチャートでウォルフ波動の様子をみてみよう

ビットコイン/円のウォルフ波動

とてもきれいなウォルフです。時間がかかっていますが、ターゲットラインまでビシッと決まっていますね。

まとめ

ウォルフ波動について簡単に解説してみましたが、その汎用性の高さに驚きます。

ドル円やユーロドルあらゆる通貨ペアに適用でき、すべての時間足でウォルフ波動は見つけることができます。

為替相場だけでなく、ビットコインのようなどんな銘柄でも成り立つのですからすごいですね。

利食い目標の目安となることは、自信を持ってエントリーとポジションの保有ができるということで一番のメリットだと感じます。

是非トレードに活用してみてください。

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